寒天は私たちを健康にする力がある

寒天の種類は大きく分けて、角寒天、細寒天、粉末寒天の三種類がありますが、製造方法やそれぞれの寒天に含まれる健康成分には特徴があります。

冬の低温を活かして凍結・乾燥により作られる寒天を「天然寒天」といいます。一方機械装置により強制的に圧搾機による脱水をする工程から「工業寒天」と呼ばれる二つに大別されます。 寒天の種類別に分けると、
「天然寒天」は角寒天・細寒天
「工業寒天」は粉末寒天
となります。

高コレステロールと血糖値の改善に期待大

海藻を100%材料とした天然素材・天然製法のヘルシーな食材として近年注目を集めている寒天。これまで、右記のようなさまざまな症状に予防と改善の効果があるといわれてきました。
2006年に寒天の産地長野県茅野市で「寒天を毎日常食する(甘いデザートを除く)と身体にどのような影響があるか」調べる実験を行いました。その結果、寒天が高コレステロールや血糖値の改善にも効果があることが実証されたのです。
この実験により、寒天は生活習慣病とその予備軍の阻止に予防効果があるのではと期待が高まっています。

寒天が予防・改善に効く

肥満・便秘・骨粗しょう症・夏バテ・動脈硬化

寒天が予防に効く

大腸がん・高血圧

高コレステロール・血糖値改善

【健康ポイント1】 天然寒天の健康成分(角寒天・細寒天)

天然寒天の健康成分、それは…コレステロールを低下させるアガロペクチンです。
メタボリックシンドロームをもたらすものとして、肥満・高血糖・高血圧・高コレステロールが問題とされますが、寒天はノンカロリーで食物繊維が豊富であり、この中でも常食することによりコレステロール低下作用が期待されています。このコレステロール低下作用をもたらすのがアガロペクチンであることが、元国立台湾海洋大学 陳錫秋教授の実験で明らかにされています。粉末寒天の場合、圧力をかけて水分を抜く過程で、アガロペクチンが水とともに流れ出てしまうため、寒天の種類の中でもコレステロールの低下効果は、天然寒天の角寒天・細寒天に含まれています。

【健康ポイント2】 寒天の水溶性食物繊維が健康成分(寒天全種)

食物繊維は大きく分けて、水溶性食物繊維(果物・海藻・寒天・こんにゃく等含有)と不溶性食物繊維(野菜など植物性食品等含有)の2種類があります。このうち寒天は水溶性食物繊維で紅藻類から抽出される主成分アガロースが多く含まれ、その健康成分・機能性が大きく注目されてきています。
人の消化酵素では消化されない成分に加え、寒天には水分を保持する高い能力があるため、腸内では体積が増大するといった特異質があります。この結果、糖やコレステロールの吸収を妨げる機能が生じ血糖値の上昇が緩やかになったり、腸の中で水分を吸収して便をやわらかくするので、無理のないお通じの効果が期待できます。
この寒天の特異質が、さまざまな病気の抑制効果として脚光を浴びるようになってきました。

実験結果

体重
毎日寒天を食べ続けていたら減少しました。
ダイエットにも効果がありそうです。
Hb Aic(1〜2カ月の血糖値の平均)
食べているときは血糖値が改善しました。
続けると効果がありそうです。
HDL(善玉コレステロール)
寒天を食べているときは増えましたが、摂取終了後は減ってしまいました。
LDL(悪玉コレステロール)
摂取開始直後に一気に減少して、その状態を保っていました。

内科の医師もビックリの寒天効果

  • 年齢、性別にかかわらず効果がある
  • 総コレステロール、LDL-コレステロール、中性脂肪、血糖値、Hb Aicが低下したが、摂取終了後とともに増加
  • 腹部膨張感や便秘などの副作用がない
  • 寒天を摂取しているという健康意識が高まり、普段の食事方法と日常生活の改善が見られた
調査対象: 茅野市内の40〜70歳 男女60名
調査方法: 3カ月間週5回以上寒天を摂取
寒天摂取方法: 1日2g、4g、8gの寒天を週5回以上3カ月、時間を決めずに自由に摂取
食べ方: 常食(ご飯・味噌汁・スープ)に添加して食べる ※甘いデザートは除く
調査期間: 2006年9〜12月
参考文献: 長野県寒天水産加工業協同組合制作「寒天ニュース」
松橋鐵治郎「寒天・ところてん読本」(社)農山漁村文化協会(2008)
調査実施者: 長野県寒天水産加工業協同組合
調査協力: 茅野市民60名、小口晋平医師(小口医院内科)、安藤親男(リバーサイドクリニック内科)、宮本真理夫(諏訪中央病院内科)
結果分析: 奥原正夫推教授(諏訪東京理科大学統計品質学)
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